HANDLING GUIDE
取り扱いと保管について
プリプレグは樹脂が含浸済みのため、温度によって硬化が進む材料です。届いてからの扱いで仕上がりが変わります。到着前にお読みください。
到着後の手順
STEP 1
袋のまま常温に戻す
到着後すぐに開けないでください。密封された袋のまま、常温で12〜24時間かけて解凍します。
STEP 2
完全に常温になってから開封
冷たいまま開封すると空気中の水分が結露し、材料が吸湿します。吸湿したまま成形するとボイド(気泡)や剥離の原因になります。
STEP 3
使う分だけ切り出す
残りはすぐに密封し、冷凍庫へ戻してください。開封のたびに結露のリスクがあるため、作業計画を立ててからの開封をおすすめします。
保管期限の目安
| 保管温度 | 期限の目安 |
|---|---|
| -18℃以下(冷凍) | 1年 |
| -5〜0℃(冷蔵) | 約3ヶ月 |
| 常温 25℃ | 約1ヶ月(湿度65%以下) |
当店では-18℃以下の冷凍庫で保管しています。出荷時に残存期限を明記した管理票を同梱しますので、お手元での計画にお使いください。常温放置した材料はタックが失われ、成形しても所定の物性が出ません。一度常温に戻した材料を再冷凍しても、消費した期限は戻りません。
安全上の注意
- 未硬化のエポキシ樹脂は皮膚感作性があります。ニトリル手袋を着用し、素手で触れないでください
- 換気のよい場所で作業してください。加熱硬化時は特に換気を確保してください
- 直射日光および熱源のそばを避けて保管してください
- 切断時の炭素繊維の粉じんを吸い込まないよう、防じんマスクの着用を推奨します
- 硬化物・端材は一般廃棄物として処理できない場合があります。自治体の区分に従ってください
- 詳細はSDS(安全データシート)をご確認ください。お問い合わせよりご請求いただけます
成形について
オートクレーブは必須ではありません。真空バッグと、所定の温度を維持できる加熱環境(オーブン等)があれば成形可能です。推奨される硬化条件は110℃で30分、続けて140℃で90分です(硬化後のTgは116℃)。品質を安定させるには温度管理が最も重要です。